T's通信 2003年 10月号 | ||||||||||||
天高く馬肥ゆる秋、皆様ええ季節になってきましたね! 阪神タイガースファンの皆様!おめでとうございます!!2003年9月15日、ついに天高い秋の空に闘将星野仙一監督の大きな体が高々と舞い上がりました。その後の星野監督のスピーチもカッコよかったですね。「やっと夢に日付を書くことが出来ました!」なかなか言えんで!そしてその時島野ヘッドコーチの手には星野監督の奥様の遺影が…。目頭が厚くなりました。 「勝ちたいんや!」を合言葉に、関西をそして日本中を興奮に包んだ歓喜の優勝劇でありました。 ここまで来たら10月18日からのダイエーとの日本シリーズももうひと頑張りして日本一を目指してほしいものです。星野阪神タイガース、我々に本当に感動と勇気と希望をありがとう!! ということでプロ野球はそろそろ今年も終わりに近づき我々ファンはその点は少し寂しいのですが、でもこれからは食欲の秋、スポーツの秋、そして何よりダイビングの秋の一年中で一番よい季節になってまいります。そう考えるといつもながらウキウキワクワクしてきます。我々ダイバーにとって何が嬉しいのかと言うと、海の中のコンディションがこれから最高になっていくことですね。水温も太平洋側は年中で一番高くなるし、透明度も沖縄顔負けにスコーンと抜けてくるのもこの時期からです。生物も黒潮に乗ってはるばるフィリピンや沖縄などの南方の方から色とりどりのお客様がいっぱいやってきます。もちろん地元の生物達も元気一杯ですから、この時期の生物の種類は沖縄以上です。では我々のホームゲレンデで具体的にどういう物が見れるのか近況報告と行きましょう。 ただ今日本海側は、水温22℃前後、透明度は20m前後で10月いっぱいはまだまだ楽しめます。やはり太平洋側より水温が低い分ウミウシの仲間がいっぱい見れますよ。リュウモンイロウミウシ、コモンウミウシ、キヌハダモドキ、フジイロウミウシなど水墨画の世界のような日本調の海にカラフルなウミウシがいっぱいで何か不思議な感じです。 太平洋側では前途しましたが、ただ今水温25〜28℃と暖かく透明度は平均15〜20m、良い時では30mを超えるときもあります。 これからダイバーの特権無重力がとっても気持ち良い時期ですね。 生物もメチャ多いです。この前の南部のショウガセなんかまさに水族館状態でイサキの大群キビナゴの大群マアジの大群が入り乱れその大群にカンパチの群れが弾丸のような速さでアタックを繰り返していました。いつもながら自然界の厳しさですが思わず息を呑んで見入ってしまいます。 そして秋は魚達の恋の季節でもあります。スズメダイの仲間やハナダイの仲間の♂がディスプレイして♀を盛んに誘っていたり、その結果の卵を守っていたりとても活気があります。 ただ今テンジクダイの仲間やジョーフィッシュなどの口内保育組のお父さんが口にいっぱい卵をほお張っているのが見られますよ。 ネジリンボウやヤシャハゼ、ホタテツノハゼなどの超レア物も四国の柏島はじめ南紀の串本や南部で好調です。そうそう最近南紀の白崎でミジンベニハゼが出現しております。 写真に撮るとメチャ可愛いんですよね。そして冬から春にかけては、もちろん透明度は抜群だしクマドリイザリウオなどのメチャ可愛いイザリウオの仲間やピカチュウことウデフリツノザヤウミウシなどレア物から普通種までいろんな種類のウミウシが見られるようになります。 どうです皆さん?ウキウキワクワクしてきたでしょう?器材を片付けている暇はないですよ。 年中無休にしてくれる偉大な黒潮に感謝しながらさぁベストの海に繰り出しましょう! |
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今月の愉快な仲間たち
ささやかなプレゼントを送らせていただきます )^o^( |