T's 通信  7月号

今年は例年より早く5/29に梅雨入りして、今だ梅雨の真っ最中で鬱陶しいお天気が続く今日この頃ですが皆様いかがお過ごしですか?
気象庁の今年の近畿地方の梅雨明けは7/19頃と予想していますが、早く明けてほしいものです。

梅雨が明けると今度は猛暑が襲ってきそうですね。コロナ対策のマスク装着は任意になりましたが、小まめな水分補給や室内では適切なクーラーの使用、野外ではダイビングをして体をクールダウンさせるなど(^^)熱中症には十分気を付けましょうね~!(^ー^)

それではここでちょっとギョッとして体温が下がりそうなニュースを見つけたので皆様に紹介したいと思います。

「シャチの殺し屋コンビが南アフリカのホオジロザメを次々に殺しまくっている」というニュースです。

今回、ホオジロザメの惨殺と逃避が確認されたのは、「南アフリカ・西ケーブ州のガンズバイ沿岸の海域」です。
ガンスバイ沿岸は、ホオジロザメに出会える場所として有名で、世界中から観光客が訪れ、ケージ・ダイビング(檻に入ってサメを間近で観察する行為)が行われてきました。
しかし2017年頃、2頭のシャチが同海域にやって来たことで、ホオジロザメの楽園は終わりを告げます。
シャチがサメやクジラを襲撃することは周知の事実ですが、この2頭の狩りのテクニックは群を抜いていました。

その2頭のシャチはすぐに見分けがつくそうです。最大の特徴は1頭の背びれは右側に曲がり、もう1頭の背びれは左側に曲がっていることです。
そのことから地元民は、この2匹のシャチをボート用語の「スターボード(Starboard=右舷)」と「ポート(Port=左舷)」の愛称で呼んでいます。
スターボードとポートは、特にホオジロザメの肝臓部分を狙っているらしく、死体のほとんどは、首元から腹部がバックリと噛みちぎられています。
サメは基本的に脂肪肝であり、この脂肪を浮き袋代わりにもしています。そして、その脂肪豊富なサメの肝臓は、グルメなシャチにとってご馳走なのです。



今回の件は、単に「ガンズバイのホオジロザメが減った」というだけで済む話ではありません。専門家は、次のように指摘します。
「生態系はバランスが重要です。たとえば、ホオジロザメがいなくなったことで、その獲物であるミナミアフリカオットセイの行動が制限されなくなり、絶滅の危機に瀕しているケープペンギンを捕食する機会が増えてしまいます。
まだ仮説の段階ですが、シャチがホオジロザメを減少させることの影響は、予想以上に、生態系の広範囲にまで及んでいると考えられるのです。」
そして「ホオジロザメは成長速度が遅く、成熟するまでの期間が長いため、個体数の急速な減少は、種の存続にも悪影響を及ぼす危険性がある」と指摘します。

とはいえシャチを単なる悪者と言うことはできません。ホオジロザメの減少には、人間の乱獲の影響も大きく、それによりホオジロザメの生息域が狭まったことで、シャチの狩りの方法も変わってきた可能性があるからです。
南アフリカの研究チームは、今後も追跡調査を継続することで、シャチの捕食による生態系への長期的な影響を解明していく予定だそうです。

海の中の生態系って微妙なバランスで成り立っているのですね。僕は海の生態学には興味ありますし、サメやシャチは大好きなので、いつかそういう調査に参加してみたいです!(^ー^)


それではここらで水温も高くなってウエットスーツで快適に潜ってきた南紀田辺ツアー報告にまいりましょうか(^^)

暖かくなってきたら海の中の生物もいっぱいで活気にあふれていました。
するといつも言ってしまいますが今回も知らない間に心身共にすっかり癒されてしまいました。

どんな風に癒されてしまったのか?百聞は一見に如かず下の写真を見て下さい(^^)



今年の夏は太平洋高気圧とチベット高気圧がはり出して猛暑になる日が多いみたいです。

しかし我々ダイバーにはダイビングという熱中症対策がありますよね(^^)

海の中は涼しいし水中景観を見たり生物観察をしているうちに心身共に癒されクールダウンされていきます。

ぜひ今年の夏も割れwらえダイバーの避暑地!あの癒しの海にエエようにクールダウン&癒されに繰り出しましょうね~!!v(^v^)/