今年も残すところ1ヶ月になってしまいました。月日が経つのは早いものですね(^−^)
最近街中はすっかりX’masの雰囲気に包まれる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?(^^)
今年の春、平成が終わり新しい元号に変わりましたが、皆様にとってどんな年でしたか?
先日新聞に書いてあったことですが、プラスチックのごみ問題が世界的に広がっていますよね。
そしてそのプラスチックごみが海洋汚染において深刻な問題となっており、色んな海洋生物に
被害をもたらしています。
漁具や風船、プラスチック袋などに動物が絡まることや、誤食(誤飲)によって命を落とすなど、
その被害の様子は見るも無残な状態です。
中でも誤食については、動物の胃から大量のプラスチックが出てくる衝撃的なものです。
(神奈川県の鎌倉市の海岸に打ち上げられたシロナガスクジラの胃の中からプラスチックごみが
大量に発見されたそうです)
他にもマイクロプラスチックの問題もあります。
マイクロプラスチックは小さなプラスチックの破片のことで、プラスチックの性質から有機汚染物質を
吸着しやすい特徴があります。
これを海に生きる動物が食べて我々人間が彼らを食べると、元々自然界には存在しない物質を摂取
することになるので将来的にどのような影響が出てくるのか現在まだ分かっていない状況らしいです。
本当に怖いですね。
日本はプラスチックの生産量で世界第3位、特に1人当たりの容器包装プラスチックごみの発生量に
ついては、世界第2位と、この問題に国際的な責任を持たなければならない立場にあります。
日本では廃棄されるプラスチック(廃プラ)の有効利用率が84%と特に進んでいるとされていますが、
実は全体の57.5%は燃やす「サーマルリサイクル」という処理方法に頼っています。
これはつまりCO2排出しているということなので、もう一つの問題の今後ますます深刻化する地球温暖化
への対策の視点で見たときに、けして良い方法とはいえません。
ではどうすれば良いか?現在プラスチックごみの問題を解決するための効果的な方法は、
@「リデュース(Reduce)=出すごみの総量を減らすこと」
A「リユース(Reuse)=再利用すること」
B「リサイクル(Recycle)=再生産に回すこと」のいわゆる「3R」です。
これを徹底することが(現行では)海に流入するプラスチックを減らすことにつながります。
とりわけ、プラスチック生産量の多い日本の場合、重要となるのは生産・使用を「リデュース=減らす」こと。
特に日本では廃プラの約半分を占める「使い捨て容器包装等のプラスチック」を減らすことが、
最も効果的なリデュース推進になるといえますし、将来の地球環境、そして我々の愛する海の環境が
少しでも良い方向に向かうようになると思います。
吉本の西川きよし師匠の「出来ることからこつこつと」ですよね。
スーパーに買い物に行くときはT'sAREAのエコバッグを持って行きましょう。
そしてダイバーとしては2020年はビーチクリーンアップ(ビーチや海の中の掃除)を積極的に
実地していきたいと思いますので、皆さんぜひご協力下さいね!
T'sAREAはこれからも負の遺産ならぬ負のプラスチックごみを未来の世代にのこすことのないよう、
ダイバーとして出来ることは何か?を皆さんと考えながら来年も皆さんと感動と癒しを求めて
日本や世界の色んな海に繰り出したいと思っていますので、
2020年も懲りずにどうぞ宜しくお願い致します!m(^−^)m