T's通信 3月号

さすが3月は「去る」と言うくらいで、2018年も明けて早いもので、
もう4月になってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

最近四国の徳島県の日和佐周辺の漁協でタカアシガニが大量に水揚げされているそうです。
タカアシガニは、十脚目・短尾下目・クモガニ科に分類される日本近海の深海に生息する
世界最大のカニで、生きている化石とよばれています。

日頃は水深150m〜800mに生息しているこの生きた化石が毎年春に産卵のため浅いところに
移動してくるのですが、彼らの一部が只今四国の日和佐や南紀の須江の水深30m前後に
現れていて、我々ダイバーと遭遇しているのです。

そして運が良ければ、交尾や産卵行動が確認できるのです。
(もし確認できれば世界的にも貴重&レアなシーンにめぐり合えたことになります)

皆さん、海ってまだまだ分からないことだらけで本当に神秘的でロマンチックですよね。

このように春になると色んな海の生物の活動が活発になってきますので、そういう彼らと潜っていると
とっても元気がもらえますし、見ているうちに知らずに癒されてしまいます。

ぜひこれからの気持ち良い&活気のある春の海にご一緒させて下さいね〜!(^−^)/

(ちなみに僕はタカアシガニは水族館では見たことがあるのですが、
野生の彼らはまだ見たことがないので、とても興味があります。
ぜひ近々四国の日和佐の海に繰り出しませんか?(^^))


それでは先日近畿の太平洋側の海でではじめて発見されたダンゴウオを見に行ってきた、
四国の徳島県の日和佐ツアーの写真をこの下に貼り付けましたので、ぜひ見て下さい(^−^)>

(この日は残念ながらタカアシガニには出会えませんでしたので、
下のタカアシガニの写真は前日に撮影した現地サービス「海達」さんにお借りしたものです)