先日の9/30に須磨海浜水族園で、バンドウイルカの赤ちゃん(雄)が16年ぶりに生まれました。
昨年、追い込み漁によるイルカの入手禁止が決まり、同園では個体数確保に向けて、プールを改修するなど繁殖に向けた取り組みに力を入れていた中での朗報でした。
同園によると、推定23歳の雌「マミー」と、16歳の雄「カイリ」の子供で、翌日には初授乳も確認され、現在は推定で体長約130センチ、体重約20キロに育っているそうです。
飼育下でのイルカの繁殖は、生後10日以内に死ぬケースが多く、1年以上の生存率は約3割とされています。
同園でも1999年に初めて繁殖に成功したが生後2日で死亡。
その後、妊娠4件中3件が死産で、1件は2000年に生まれましたが6歳で亡くなりました。
落ち着いた環境が必要なため赤ちゃんイルカの一般公開は1年以上先になると言います。
飼育担当者は「順調に育ってほしいという一心。いつか親子の姿を大勢の人に見てもらいたい」と話していました。