最終日の1本目は一湊エリアの「タンク下NO.3 零戦」と言うところに潜りました。
ここは白い砂地に飛行機の残骸(と言ってもエンジンとプロペラのみ)が沈んでいるところで、まるで砂漠のオアシスの如くいっぱいの生物が住み着いていましたし、集まってきました。
クロホシイシモチの大群やケラマハナダイやフタイロハナダイのハーレムがその残骸を覆い、彼らを大きなアザハタ達が狙っていると言う、慶良間の西浜や南紀串本のアザハタの根に見られる風景が広がりました。
その他にはヨスジフエダイによく似ているベンガルフエダイやロクセンフエダイも群れに紛れていて、本当に華やかな残骸でした。
甲殻類も多くスザクサラサエビやアカシマシラヒゲエビやホワイトソックスなどがドクウツボをクリーニングしていました。
そのような残骸の住民と遊んでいると、突然ツムブリの大きな群れが我々を取り巻き、突然の彼らの乱入にびっくりするやら感動するやらでした
レインボーフィッシュとはよく言ったものです。
彼らの抜群のプロポーションのボディに美しいボディラインがめっちゃカッコ良かったです。
その後みんなでブイ下に戻ってみると、最後はムレハタタデダイの大群に囲まれてしまいました。
本当に癒されまくりのダイビングでした(^ー^)
2本目と3本目は「タンク下NO.2〜NO.1」です。
ここは一湊の港から5分のめっちゃ近いポイントでした。
しかしここもめっちゃ魚影の濃いところでした。
先ずは深場の「タンク下NO.2」に行ってみると、屋久島の名前が付いたヤクシマキツネウオがいっぱい群れていました。それにあちこちに幼魚も
(ちなみに知っている方もいると思いますが、この魚の幼魚はプリンセスモノクルブリームと言う素敵な名前で親しまれていましたよね)
(ちなみにこの魚の和名の名付け親は今回お世話になったダイビングサービス森と海のオーナーの原崎さんでした。)
「タンク下NO.1」は大きな根や砂地やガレ場の水路などいろんな環境が揃っていて、こういうところにはやはり生物が多いですね。
砂地やガレ場の水路ではカエルアマダイことジョーフィッシュやハナヒゲウツボやキンチャクガニやカメンタマガシラやオビテンスモドキの幼魚やワカヨウジなど個性派生物が見れました。
大きな根や岩盤では、ダイバーを全然怖がらないアオウミガメが黙々と海藻を食べていたり、アオスジテンジクダイやヨスジフエダイが群れていたり、ウミウシの仲間も多くシンデレラウミウシやメレンゲウミウシ、タヌキイロウミウシなどに出会えました。