最近朝夕、すっかり秋めいてきて一年中で一番過ごしやすくなった今日この頃、皆様如何お過ごしですか?

今年の夏は本当に暑かったですね!そして台風も少なかったのもあってか、海の中の水温も非常に高かったです。

我々のホームゲレンデの和歌山の串本では水温が29℃前後と異例の高水温が続いたせいか、サンゴが白くなってしまう「白化」現象が過去最大級の規模で発生しています。(健全なものは全体の25%程度と言われています)

サンゴは体内に褐虫藻という藻類を共生させ、褐虫藻の光合成からの栄養を得ています。それが高水温などのストレスでサンゴが褐虫藻を放出し白い骨格があらわになる現象を「白化」現象と言います。

水温が戻れば褐虫藻が戻りサンゴの色も復活しますが、高水温が長期に及ぶとサンゴが死滅することもあります。

今年は台風が異常に少なかったのも、高水温の原因の一つと言われています。台風がやって来たら大変ですが、無ければ無いで不具合が発生するのですね。世の中いらないものは無いと言うことでしょうかね(^^)

それではここらで、出発の前夜、台風11号が発生してしまって珍道中になってしまった「T's AREA西表島ツアー」報告にまいりましょうか(^^)>

T's通信 6月号
毎年7月に恒例にしていた西表島ツアーを、今年は9月に変更して、皆様にいつもと違った西表島を楽しんで頂こうと思って行ってまいりました〜!(^^)>

ところが何てことでしょう!前日の夜フィリピンの北東側に台風が発生してしまいました。
発生したてで、その後の台風のコースも天気予報でも分からなかったのでとりあえず行ってみようということになりました。

と言うことで、時は9/16、我々を乗せたANA431便が神戸空港を定刻の8:20に飛び立って今年のティーズエリア西表島ツアーも始まりました。

この日の昼過ぎになると、台風状況も段々分かってきて、どうも八重山諸島直撃コースをとるだろうとの天気予報での予測になっていました。

しかしそうなってしまったことは仕方がない!こんなことでめげるT's AREAのメンバーではありません。何事もプラス思考のメンバーです(^^)

西表島に13:20に到着後、早速皆で水着に着替えて、ファーストダイブの「ミッドフィールド」を皮切りに、西表島らしいポイントに合計5本潜ってきました(^^)

先ず「ミッドフィールド」にどぼん!と飛び込むと船の下は見事なサンゴ礁が広がり、久々の西表島の素晴らしい海に息を呑みました(^^)

見事なサンゴ礁には、やはり色取り取りの熱帯魚がつきものです。

フウライチョウチョウウオやセグロチョウチョウウオ、シチセンチョウチョウウオ、ミスジチョウチョウウオ、ハクテンカタギなどのチョウチョウウオの仲間やアサドスズメダイ、ルリホシスズメダイ、ナミスズメダイ、ネッタイスズメダイ、ロクセンスズメダイ、オヤビッチャなどのスズメダイの仲間やサザナミヤッコやアデヤッコ、タテジマキンチャクダイなどのキンチャクダイの仲間や、ヒフキアイゴ、テングカワハギ、マダラタルミの幼魚など書き出したらきりがないほどの熱帯魚達が我々のファーストダイブを歓迎してくれました。

ここは地形も面白く、このサンゴ礁にはいたるところに水路が走っていて、入ってみると今度は鮮やかなブルーの水路に両脇にはサンゴ礁と素晴らしいロケーションでした。

ふと見上げると、そのサンゴ礁の上のブルーの水にシルバーの美しいボディのタイワンカマスの群れがうっとりするほど美しかったです(^^)v

2本目は「ヒナイビーチ」

ここは上原港のすぐ隣のポイントで、透明度はあまり良くないのですが、砂地ありのガレ場ありのサンゴ根ありので、こういうところは色んな生物が生息しているので僕もとっても好きなところであります。

先ず砂地に下りていくと、イボハタゴイソギンチャクにトウアカクマノミの夫婦が卵を守っていました。