美味しいランチを港に戻って食べた後3本目は宮古島本島にある
「狩俣下」に潜りました。
ここは砂地に小ぢんまりしたサンゴ根が点在する、THE沖縄の世界です。
これらのサンゴ根は小宇宙を形成し、それぞれ小ぢんまりした独立した生態系を形成しておりました。
ここでは、イソギンチャクにニセアカホシカクレエビ、ナデシコカクレエビにカクレクマノミ、ムチカラマツにムチカラマツエビやウミウシではクロスジリュウグウウミウシ、モザイクウミウシ、カエルウオではイシガキカエルウオ、ヒトスジギンポなどが我々のデジカメの撮影会に参加してくれました(^^)
3日目1本目は「アントニオガウディ」
ここは下地島の地形のポイントで、天井や壁にあちこち穴があいている大きな水中ホールが有名なところです。
中に入ってみると幻想的で芸術的な感じがするので、こういう名前が付きました。
特にホールの下から天井の方を見るとブルーの穴がとってもええ感じでしたよ。
2本目は「Wアーチ」
ここは伊良部島の地形のポイントで、水深も浅くアーチやトンネルがいっぱいあるところです。
中にはアカククリの幼魚や、ゴシキエビ、オオカイカムリやアカマツカサ、ハタンポの群れが屯していました。
そしてトンネルから出て行くときの出口のブルーの穴がとってもきれいでしたよ。
3本目は「魔王の宮殿」
下地島の代表的な地形ポイントです。人が並んで2人位入れるほどの横穴に入って、真っ暗なトンネルを進んでいくと天井からさーっと光のカーテンがかかっているホールに出てきます。
その光のカーテンにハタンポやキンメモドキの群れがゆっくり回転しながら絡んでくるものですから、本当にそのあと魔王が登場しそうな雰囲気でした。
みんなで魔王役を交代して撮影会をした後は、天井の穴から脱出です。その時のブルーの天穴に消えていく皆さんの姿がこれまたとっても美しかったですよ(^^)
最終日の1本目は大物狙いで下地島の「ドロップNO.1」
名前の通り群青色のドロップオフが続くダイナミックなポイントでした。その群青色に銀色の大きな2匹のロウニンアジが颯爽と登場です。とってもかっこよかったですよ。
彼らの雄姿を見送った後は、今度は地形を楽しもうとドロップオフの亀裂から迷路のような細い水路に進入し、いつの間にやらまた元のドロップオフに戻ってくるというコース取りでとってもエキサイティングでええ感じでした。
帰ってきたドロップの壁には、スミレナガハナダイのハーレムがあり相変わらず♂の婚姻色が美しかったです。
その後みんなで浅い棚の上に上って安全停止しながら小魚とサンゴを眺めてリラックスしていると、最後に大きなナポレオンが我々を見送ってくれました(^^)
2本目は池間島の「ハタンポの根」です。
ここは、さっきとは一転して砂地とサンゴ根のTHE沖縄の世界です。
砂地ではガーデンイールがユーラユラ、小さなサンゴ根にはデバスズメダイやフタホシリュウキュウスズメダイの群れ。
大き目のサンゴ根にはこれまたお約束のスカシテンジクダイの群れ、それを狙うユカタハタやハナミニカサゴ。中層を舞うハナダイやスズメダイの仲間とお約束の彼らを見て身も心も本当に癒されてしまいました。波も流れもうねりもなくみんなでノーンビリ楽しめました。