先日の3/7、「春を告げる魚」イカナゴの幼魚のシンコ漁が解禁となり、今では神戸名物となった「くぎ煮」を炊く香りが町じゅうに充満していて、その匂いを嗅ぐと「ああもう春やなぁ」と感じてしまう今日この頃
皆様いかがお過ごしでしょうか?
そして桜も忘れちゃあ困るとあちこちで開花宣言が聞かれるようになりました。もう春ですね(^^)v
そうそう3/21広島の呉に約200頭のイルカの大きな群れが出現したらしいですよ。
イルカの群れは長さ約200m、幅約100mの範囲で安芸灘大橋方面に向かって時速約10kmのノンビリしたスピードで泳いでいたそうで、瀬戸内の美しい島々とマッチしてそれはそれは雄大な景色だったそうです。
この近辺はスナメリと言う小さなイルカの仲間の10頭程度の群れは時々出現するらしいのですが、こんなイルカの大きな群れはとても珍しいと言う事でした。
やはりこのイルカ達も春の陽気に誘われてロケーション抜群の瀬戸内の景色をみんなでのんびりと楽しみに来たのでしょうか?(^^)
我々ダイバーも春の陽気に誘われて毎週のように我々のホームゲレンデの南紀や四国に繰り出しております。
そしてさすが南紀や四国は南国です。晴れた日にゃああんたもう夏の香りがします。「どんな香りやねん。」って言われたら困るんですけど、ほらオテントウさんの香りですよ(^^) 本当に気持ちいいんですから。
メンバーの皆様!何かウキウキしてきません?さあご一緒に身も心も春うららかに癒されに行きましょか〜(^^)V
それではここらで一足先に夏して来るはずだった?「T's AREA沖縄、久米島ツアー」報告にまいりましょうか!
はずだったと言うのは、今年最後の寒波が沖縄にやって来てしまったので今回の久米島は寒かったです。
でもこんな季節はずれの寒波にめげるT’sのメンバーではありません。
今回は「イマズニ」「ハテノ浜オキオキ」「ムーチーグー」「ムーチーグー東」「シャドーケイブ」「トンバラ」「ガラサー山沖」「トンバラ」「ウーマガイ」「シチュウガマ」の合計10ダイブ。きっちり久米島のメインのポイントはバランスよく楽しんで来ましたよ。
T's通信 4月号
久米島の海は、ハテノ浜をはさんで南側と北側でそれぞれ雰囲気が異なっておりまして、初日1本目の「イマズニ」は北側に位置するポイントでトンネル、アーチ、チャネル(水路)有りの複雑な地形が面白い久米島らしいポイントでありました。
チャネルには大きなそして枝ぶりのよいリュウキュウイソバナが点在し、その間を通っていく我々ダイバーとアカネハナゴイ達がとってもマッチして、「あ〜また久米島に来たんやなぁ!」と一人感動しておりました。
そして最後はいつものホール状になっているアーチを抜けて気ぃよくみんなで久米島のファーストダイブを終えました。
2日目1本目は今度は南側の「ハテノ浜オキオキ」。白い砂地に大小のサンゴ根が点在するところで、大きなサンゴ根の上にはブルーの鮮やかなデバスズメ、黄色がきれいなヨスジフエダイが群れていてとっても沖縄!でした。
小さなサンゴ根にはスカシテンジクダイ、キンメモドキの群れ。それを狙うユカタハタやハナミノカサゴとこちらもいつもの小宇宙を作っていました。
その小さな根の上にいた黄色いハダカハオコゼの澄んだきれいな目がとっても印象的でした。
2本目は「ムーチーグー(六つ岩)」ここは白い砂地に6個のサンゴ根が点在する、南側を代表するところで沖縄らしい癒しのポイントであります。
6つの根を気持ちよく遊覧飛行していると、大きなコブシメが数匹サンゴに卵を産み付けにやってきていました。左の写真はそのうちの1匹なのですが、みんなでカメラを持って囲んでしまったものですから、とっても情けない困った顔をしていました。コブシメ君、産卵どころじゃあなかったね。ゴメンね!
3本目は「ムーチーグー東」ここはさっきのムーチーグーから少し東の水深5〜8mの白い砂地に小さなサンゴ根が一つだけあるポイントで、マクロ好きな私にはこたえられないポイントでした。
右の写真はシラヒゲウニに潜んでいたマガタマエビなのですが、ウニの刺に本当にうまく化けていて少し目を離すとすぐに見つけられないほど擬態の名手です。
その他岩の穴の中にソリハシコモンエビやイシガキカエルウオ、フタイロカエルウオ、ウミウシの仲間たちもいっぱいいたので、デジカメでいっぱい記念撮影してあげました。
ラストダイブは「シチュウガマ」ここもハテノ浜の北側にありやはり地形が複雑でダイナミックです。
ドロップオフを下っていくと-28mのところに大きな横穴がありその穴に入っていくと中はホール状になっていて上を見上げると-10mの棚の上までL字型に上穴があいていています。その上穴から差し込む太陽の光がまるでオオロラのように見えてとっても幻想的でしたよ。
ドロップオフには僕の大好きなハナゴンベやスミレヤッコ、トサヤッコなどの少しディープ好きな面々に会う事が出来ました。
上穴を抜けて-10mの棚の上では、エスティバンのオーナー川本さんがどこからともなく現れてフリソデエビとマスダオコゼの一種と一緒に僕たちを迎えてくれました。とっても感激でした。
そうそうここで竹内先生こと竹内さんもこの久米島で見事100ダイブを達成されました!本当におめでとうございました!!v(^^)v
勿論今回も水中&陸上で盛大にお祝いをしたのは言うまでもありません。
最終日2本目「ウーマガイ」ここはハテノ浜の北側に位置するところで、-10mの棚から-40mまで一気に落ちるドロップオフと大きなオーバーハングのダイナミックさが魅力のポイントであります。
ドリップオフにはブルーの鮮やかなハナゴイ、オレンジの鮮やかなアカネハナゴイの群れが、サンゴにはセグロチョウチョウウオやアミチョウチョウウオが群青色の海にとってもきれいでした。-10mの棚の上には僕の大好きなモンツキカエルウオが鼻毛顔で待っていました。本当に可愛いですね。彼は(^^)
その他にもゼブラハゼやカンザシヤドカリなど可愛らしいユニークな生物もいっぱいいましたよ。
3本目「ガラサー山沖」ここは名前の通り久米島のガラサー山の南側にあるポイントで、-15mのサンゴの棚上から一気に-40m以上落ち込むドロップオフがダイナミックなところでした。
カスミチョウチョウウオやグルクンの仲間が乱舞するドロップオフを楽しんでいると最初に小ぶりのアオウミガメ、後半に大きなアカウミガメが優雅に登場です。
そうそうこのダイビングで丸ちゃんこと丸本さんが見事100ダイブ達成されました!本当におめでとうございます!!v(^^)vきっとカメさん達はお祝いしてくれたんですね(^^)勿論我々も負けずに水中&陸上で盛大にお祝いをしたのは言うまでもありません。
2本目それと最終日の1本目「トンバラ」は何とも絶海の孤島の雰囲気で迫力のある巨岩です。海の中も同じくダイナミックな地形が楽しめ、時には流れ強しの上級ポイントです。
1回目は結構流れが強かったのですがみんなでカレントライン、アンカーラインをうまく使って楽しんできました。2回目は打って変わって流れがなくみんなで浮遊感を楽しめました。
ここは、ジンベイザメやハンマーヘッドシャークやイソマグロなどの大物、光り物が登場することもあるところで、今回は水面でハンマーヘッドシャークが登場してくれたのですが水中では残念ながら彼らには会えませんでした。
でも前述したように透明度は抜群で水中の地形も巨岩が点在しとてもダイナミックな風景が広がりました。そこをダイバーの特権!中層を遊覧飛行して来たのですがそれがとっても気持ちよかったですよ(^^)v
3日目1本目「シャドーケイブ」久米島の南側に親子岩と言う2つの岩がありその下に名前の通りケイブ(トンネル)が迷路状に走るところです。
そのトンネルには天井に幾つも穴があいてありそこから木漏れ日のような光がカーテンのように差し込んできてとっても幻想的でロマンチックでしたよ。
トンネルを出た後はアンカー周りで遊んでいたのですが透明度がとってもよく親子岩や大きなサンゴ根もダイバーもスコーンと見えていて浮遊感を存分に楽しめました。
本当にいつもながらダイバーになってよかった〜!と思う瞬間であります。
と言うわけで今回のT's久米島ツアーも無事終了しました。今回も川本さんはじめエスティバンの素敵なスタッフの皆様、そして何よりも参加してくださったT'sの愉快な仲間達のおかげで私にとってまたひとつ沖縄でのかけがえのない素晴らしい思い出ができました。本当にありがとうございましたm(−−)m
次回のビッグツアーは5/3〜5/7までの沖縄は八重山郡石垣島です。今回参加できなかったメンバーの皆様も次回はぜひご一緒させてくださいね。きっと素晴らしい思い出が出来ますよ!(^^)v
そして忘れちゃあ困る。我々のホームゲレンデ、南紀や四国は前途のようにもう春うららです。
週末は勿論、平日でも日帰りでもお泊りでもいつでも準備OKですからぜひ近々春うららかな海へつれもって繰り出しましょうね(^^)/ 身も心もすっかり晴れやかになりますよv(^^)v