2005年も早2ヶ月が過ぎようとしていますが、皆様いかがお過ごしですか?
東日本では23日、南寄りの風が強まって気温も上昇、気象庁は関東地方に春一番が吹いたと発表しました。昨年より9日遅いそうです。
春一番は北海道、東北、沖縄以外の地域で、立春から春分の日までに吹く強い南寄りの暖かい風のことで、こいつが吹くともう春も近いぞと言う事で身も心もウキウキしてくるのは私だけでしょうか?
この日関西でも負けていません。春の使者?「黄砂」が確認され、気温の方も大阪では14.6℃、串本では16.3℃と3月下旬の気温となり、春の力強いお天道さんの光を浴びて心身ともに春を通り越して夏の気分でハイになってTシャツでうろうろしていたのは私だけでしょうか?(何がしたいねん)

海の中もこう言う陽気に浮かれた愉快な仲間達がいっぱいいるので最近とっても春を感じます。
それでは、どんな仲間達がいるのか?
ここらで先日春の海をメチャ楽しんできた紀伊大島ツアー報告にまいりましょうか(^^)
今回は紀伊大島の須江に行ってまいりました。
この週も寒波がやってきたのですがやはりさすが本州最南端の「ここ〜は串本♪向かいは大島」、神戸と違ってポカポカしてとっても気持ちがよかったです。海の中も穏やかでこれまたとっても気持ちが良かったですよ。(^^)v
まず1本目は「ナギザキ」というところを潜りました。ここは、周りが-40mの海底からいっきに7mにかけあがるダイナミックな根があるところで、ちょうど南部の「ショウガセ」みたいなところです。
まず最初は定石通り深場からと言う事で-36mあたりにいるキシマハナダイ、-28mのオシャレハナダイ(今回のスペシャル)、同じく-28mのクマドリイザリウオ、-26mのハナゴンベ、-20mのクダゴンベやサクラダイのハーレム、、それにあちこちいたピカチューことウデフリツノザヤウミウシと、主役クラスの役者さん達の登場に「なんやねんここは!」状態でした。
下の写真はその時のものです。可愛いでしょう?ぜひまた近々彼らレア物達に会いにいっしょに繰り出しましょうね(^^)>
そして港から5分以内のすぐ近くのポイントなのでとっても楽チンダイブでした。(^^)v
2本目は「内浦ビーチ」。ここは大島の白野港脇にあるビーチポイントです。
砂地のなだらかなスロープが広がるポイントで、ハゼ類が非常に多いところです。ダテハゼはもちろんハチマキダテハゼ、クサハゼ、サルハゼ、ササハゼ、ネジリンボウ、そして今回は見れなかったのですがミジンベニハゼ、やイレズミミジンベニハゼなどのアイドル達が我々の目を楽しませてくれます。
砂地の小岩や浅地のテトラポットのサンゴやイソギンチャクには甲殻類も多く砂地を遊んだ後安全停止がてらに彼らと遊んで上がりました。
ボートみたいに時間が決まっていないのでマイペースでセットしてエントリーしてノ〜ンビリ楽しめましたよ(^^)
去年の11月の台風まではミジンベニハゼ団地があったみたいなのですが、残念ながらその台風で団地が飛ばされたみたいで、今は彼らに会うことが出来ません。でもきっと近々帰ってきてくれる事でしょう(^^)
二日目、1本目は「ムロバエ」
ここは、外洋に面した(と言っても船で5分)ところでもう一つの名前のシックスフォーティ(6・40)の名前の通り-6mの根のトップから一気に-40mまで落ちているドロップオフが大迫力の地形ポイントでありました。
トンネルやオーバーハングしている岩もあり透明度も結構良かったので地形を楽しみながらの遊覧飛行は本当に気持ちよかったですよ。(^^)
最後は-6mの根のトップでギンポちゃんやウミウシと遊んで上がってきました。(^^)>
2本目は「地蔵岩」。
ここは船で3分の通夜島の北側のポイントです。「内浦ビーチ」に近いせいか海底の形状はよく似ていてゆるい砂地のスロープに根がパッチ状に点在するところでした。スナイソギンチャクが結構あって必ずオドリカクレエビなどの甲殻類がいっぱいついていました。
ハゼの仲間も多くオニハゼ、オニハゼSPやハチマキダテハゼ、などが見られました。
ここもミジンベニハゼやネジリンボウがいっぱいいたらしいのですが去年の11月の台風で残念ながらいなくなったみたいです。でも内浦同様ここにも彼らはきっと近々春と共に帰ってきてくれることでしょう。

と言う事で久々紀伊大島に潜りましたが、やはり同じ南紀でも潮岬をはさんで西側と東側では海の中の景色も生物もずいぶん違うなぁと再確認させられたのと、その違いがまたすごく新鮮に感じてとっても楽しかったですよ(^^)
これからも紀伊大島ツアーはもちろん、ドンドン色んな海を企画しますので、次回はぜひ一緒に春の陽気を背に受けてノ〜ンビリ繰り出しましょうね!本当気持ちいいですよ〜(^^)v
T's通信 3月号