ヤンバル地方でのファーストダイブは水納島の南側にある「アノネノ根」に潜りました。ここは-15〜18mの白い砂地の海底に低いサンゴ礁と岩礁が点在するとっても沖縄らしいポイントでした。サンゴ礁の上には黄色のラインが鮮やかなヨスジフエダイやアカヒメジの群れが群れていたり、人なつっこい大きなツバメウオがわれわれについて来たりで皆でのーんびり、まーったりと潜れてホントとっても気持ちが良かったですよ。
2日目1本目は水納島「ヨスジの根」。ここは白い砂地の緩やかなスロープにヤシャハゼ、オニハゼ、ヤノダテハゼ、ネジリンボウなどハゼ天国状態でした。ふと横を見るとガーデンイール(チンアナゴ)もいっぱい顔を出していました。ボディの黒い点が3つ見えれば幸せになれると誰かに聞いたことを思い出してジーっと見ていたのですが見えそうで見えずついに2つまでしか見えませんでした。本当に海の中には色んなやつがいて面白いなぁ。お前もな。ありがとう!
2本目は瀬底島「パンプキン」。ここは島の南側のにあり名前の通り大きなかぼちゃのようなコモンシコロサンゴが名物のところです。周りはサンゴ礁、ガレ場、砂地とバランスよく配置されておりました。サンゴ礁ではフウライチョウチョウウオなどのチョウチョウウオの仲間やチリメンヤッコ、ロクセンヤッコ、タテジマヤッコなどのキンチャクダイの仲間やギルことツノダシなど。ガレ場では茶色いジョーフィッシュ。砂地にはヒレナガネジリンボウ、オドリハゼ、ヤシャハゼなど、生物の方もバランスよく色んな生物に会えてとっても満足でした。
3本目は「中の瀬西」。伊江島と水納島の間にある瀬でここもサンゴ礁、岩礁、ガレ場、砂地のスロープとバランスよく配置されておりました。ここは何回潜っても面白いですね。ガレ場にはキンチャクガニ,サンゴ礁や岩礁にはハダカハオコゼのピンクと肌色の2匹がゆらゆら。そして砂だまりにはここでもオドリハゼがエビに穴から押し出されておりました。砂地のスロープにはベニヒレイトヒキベラの幼魚などのベラの仲間達やネオンワームゴビーなどが見れじっくり探すとまだまだごろごろ出てきそうな宝の山みたいなポイントでした。
残暑お見舞い申し上げます。相変わらず暑い日が続きますがメンバーの皆様いかがお過ごしでしょうか?
熱い(?)と言えばアテネオリンピック!どうしたん?日本選手!蓋を開けてみるとメダルラッシュじゃありませんか。本当に素晴らしい活躍ぶりです。皆さん、やはりスポーツはいいですね。純粋にそしてフェアーに国と名誉のために競い合い、そして終わるとお互いの健闘をたたえあう彼らから愛国心と人に対しての思いやる気持ちの大切さをいまさらながら学んだような気がします。このT’s通信が届くころには日本はいくつのメダルをゲットしていることでしょう。いずれにしても今回のオリンピックで日本が「台風の目」的な存在だったのはまちがいない!!

台風と言えば今年はええかげんにせえ!!と言うくらい多すぎますよね。それも週末に。でも今年は早くから来すぎて台風もこれからは弾切れ状態でしょうからこれからの9月、10月のベストシーズンは今までの分を取り戻すべく存分に楽しみましょうね。もう秋やからダイビングも終わりと器材を片付けようとしているのは誰です?これから太平洋側は黒潮がまともにあたりだすので水温も透明度もそして生物も多さも最高のベストシーズンに突入です。そして真夏ほど陸上は暑くなくポカポカ陽気でとっても気持ちよいし、水中は年中で一番暖かくってそんでもって透明度も抜群でお魚もいっぱいとくるのでもう最高の気分です。海の中の真夏はこれからですよ〜!(^^)

それではこのへんで台風の合間をぬって楽しんできた、「T’sお盆ヤンバルツアー」報告にまいりましょうか。
日程は8/13〜8/16のお盆休みに今回も都会のむし暑さとわずらわしさから逃避行してまいりました。
暑さはさほどでもないのですがやはり沖縄は日差しはきついですね。空港に降りた瞬間少しの間
慣れるまでまぶしい感じがします。
しかし!皆様ご存知のようにこんな暑さやまぶしさに負けるようなT’sの面々ではありません。
空港から本部まで車で移動してその日の1ダイブを皮切りにしっかり7ダイブと今回もよう潜ってきましたわ。
それじゃあぼちぼち順番にリポートしていきましょうかね0(^^)0
T’s通信 9月号
先日の8/22、左の4名の方々が
新しくPADIレスキューダイバーに認定されました。
溺死者役の人の顔に波がまともにかかって思わず蘇生すると言った台風の余波が残る絶好のコンディションの中、見事全てのスキルをクリアーした強者の自信に満ち溢れた満面の笑顔を見てやって下さい!本当におめでとうございました!!m(==)m
今回の新たなT's AREAレスキュー隊員は写真後列右から
尾谷幸男様、丸本安子様、五百蔵和美様、尾上武史様の4名でした。

そして同時に上記の尾谷幸男様がリクリエーショナルダイバーの
最高レベルPADIマスタースクーバーダイバーに認定されました!
重ね重ね本当におめでとうございました!!
PADIマスタースクーバーダイバーとはレベルはPADIレスキューダイバーで5つ以上のスペシャルティを認定された方に贈られる
最高レベルのダイバーの証であり世界中で高い評価を受けます。
アフターダイブはと申しましと、今回はホテルに温泉大浴場がありましたのでこの温泉にゆっくりつかった後すっきりした顔でみんなでローカルの本部の町に繰り出しました。結局滞在期間中3回夕食を外で食べました。
初日は「海」、2日目は「遊木民」、3日目は「海風」と本部の町でおすすめの琉球居酒屋さんに行きました。
「海」はお寿司等の和食から郷土料理までメニュー豊富で注文するのに迷いました。これもまた楽しいのですが、皆美味しかったですよ。
「遊木民」は郷土料理専門で色んなチャンプル、沖縄そば、揚げ物とテーブルいっぱい並べて食べました。(個人的にはここの味が一番気に入ったかな?)
最終日の「海風」方言でウミカジと読むこの店はマスターが三線(沖縄の三味線)ライブショーをやってくれるところで、マスターの島歌と方言交じりのユニークなトークを聞きながら郷土料理をたいらげ皆で泡盛とオリオンビールを飲んでいると、三線の音色とマスターの方言がめちゃ心地よく聞こえてきたのは私だけでしょうか?なんかすごく幸せでした。

というわけで、今回の「T's AREAヤンバルツアー」も無事終了いたしました。
今回も本部のダイビングサービス、ファイブオーシャンの高野さんをはじめスタッフの方々のおかげで、そして何より今回参加して下さったメンバーの皆様のおかげで今回もT's AREAと私にまた一つかけがえのない素晴らしい海での思い出が出来ました。本当にありがとうございましたm(−−)m

次回のビッグツアーは9月の座間味島です。今回残念ながら参加できなかったメンバーの皆様、次回はぜひご一緒させて下さいね。きっと素晴らしい思い出が出来ますよ(^^)まちがいない!
ラストダイブは瀬底島「ラビリンス」水深10m前後のところにトンネルが走り回り名前の通り迷宮のラビリンスでした。その迷宮に入る前にちょっと楽しもう!とその下の砂地とゴロタのスロープに行ってきました。日本では珍しいリングアイジョーフィッシュ(大将こと伏見さんが見つけてくれました)やプリンセスモノクルブルームがいたり岩の裏にはハッチアウト寸前のコウイカの仲間と思われる卵が産み付けてあったりとひとしきり遊んでから迷宮入りです。トンネルの中は天井に幾つも穴があいてありそこから太陽の光が差し込み微妙に色の違うスポットライトがとっても幻想的でした。そして最後はトンネルの上の棚のところでイシガキカエルウオ一緒に長めの安全停止をして名残を惜しんで皆で浮上しました。
2本目は水納島「マーメイド」真っ青な海に真っ白い砂地に小ぢんまりしたサンゴ根が点在。その上には雲のようにスカシテンジクダイやキンメモドキが群れ、彼らを狙って鮮やかな色のバラハタやユカタハタがユラ〜リと定番のTHE沖縄の世界にうっとり。サンゴの間や上にはミスジやフタスジのリュウキュウスズメダイやドリーことナンヨウハギの幼魚たちがまたまたトロピカルな雰囲気を盛り上げてくれました。そしてこれだけでも充分楽しめたのに今度は砂地でヤシャハゼがわんさかわんさ。皆マイヤシャハゼを見つけては写真を撮る。ひっこんだら次のを見つけて撮る。とむちゃくちゃ贅沢なダイビングでした。
2日目1本目は「オーロラ」ここは伊江島の北東に位置し豪快なドロップオフがオーロラのように波打っているのでこういう名前がつきました。-10m前後の棚の上に皆で集合し、いざドロップオフへ!伊江島は本当に透明度が良いですね。ドロップオフの海の色が違います。そしてこの群青色のドロップを降りて行くと僕の大好きなハナゴンベ、ヒレナガヤッコ、トサヤッコ、ヤイトヤッコなどが出迎えてくれ伊江島に来たぞー!と強く感じた瞬間でありました。小さなヤギのピグミーシーホースもペアーで出迎えてくれました。それからドロップの壁から棚の上まで続いているトンネルを抜け地形まで楽しめて言うこと無しの大満足ダイブでした。
追伸